千葉県ろう重複障害者施設をつくる会主催のチャリティーコンサート「天上の弦」をぱ・る・る千葉で聴いた。
「天上の弦」はビックコミックに連載中とのことで、2階席までいっぱいだった。
主人公の韓国生まれ陳昌げんさんは、名バイオリン製作者。
コンサートは、彼の生立ちを、彼の作ったバイオリンで縁の曲を奏でながら紹介するという趣向。トークもあった。
サラサーテ作チゴイネルワイゼンが弾かれたときは、この曲を新たな感慨で聴いた。次のような解説があったからだ。
"サラサーテはスペイン生まれの名バイオリンニスト。そして、流浪の民、ジプシーの出身である。学生時代に、哀切のこもったこの曲は、同じように差別されてきた民俗としての共感がこみあげ、涙なしにはきけなかった"
ジプシーは、北インド地方から世界に流れていったと言われ、ヨーロッパ各地にいる民族。定着をしない。一昨日帰ってきたギリシャでは、バスで通った田舎のオリーブ畑の沿道に、ジプシーを定着させようと、国が建てたいわば仮設住宅の棟が幾棟も建っていた。
いいコンサートだった。
千葉三越で買物をして、九十九里浜の家にきた。
車で一時間。飛ばしすぎかしら…。
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