ゴールデンウィークの渋滞を避けて、ようやく九十九里浜の家にやってきた。
今日も五月晴れ。暑くなりそうなので。
27℃を記録した日、千葉市の家で、暑気中りのような熱中症のような気分を感じ、九十九里浜の涼気が恋しくなったのだ。
道中、東金有料道路の山藤が紫のいい風情。
東金から九十九里浜へかつての豊海県道を下ると、田はすでに殆どで田植えを済ませていて、見事な景色。
九十九里浜の家の戸を開け放つと、清々しい空気が吹き抜けて、ああこれだこの空気がいいのだと、ほっとした。
特に五月の薫風がいい。
鶯が鳴き渡り、蛙が合唱し、雀が囀り、鶏まで鳴いていて、千葉市の家よりよほど賑やか。
午後、さっそく草取りをした。
雑草がものの見事に生い茂っている。
可愛い花を付けているものだから、無碍に毟るわけにもゆかず、長く伸びたものは抜いて、と。
小手鞠。
周りの藪を切ってあげたいな。
名が知れない花。
紫蘭。どんどん増える。
小さな可愛い花。
亡父が丹精していた君子蘭。
先の霜でやられたのでしょう。
可哀想に。ごめんなさい。
腰が笑いはじめたので家に入ったら、たったの2時間しか格闘していなかったようだ。
背戸の芹と躯個の若芽を摘んできた。今夜の惣菜にします。
無理は禁物、と屁理屈を言いいいして、自家製の梅酒をやりながら、寒いくらいの涼風にひたった。
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