小春日和

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九十九里浜日記

2019年11月10日

朝から雲一つないぽかぽか陽気、小春日和の典型の一日だ。家で日向ぼっこは勿体ない。
午後の小一時間、大昔に小学校へ通った小道を大廻りしながら半分ほど辿ってみた。60年振りくらいに歩く道。大分変っている。神社だけはその場にあった。これが何と天照大神を祀っていたのだ。今日は奇しくも天照大神の子孫で在らせられる126代天皇さまの即位のパレードが繰り広げられる。
小学生の足でかなり遠いと思っていたが案外近場なのだな。寺遊びをしり、田圃の埜に嵌ったりして遊んだところは何処だったか、分からなかった。
家並みは全く変わっていて、当時の家は茅葺屋根の大木が垣根として道にかぶさるほどに青々としていて、門も大きく納屋や牛の小屋などがあったものだが、今は小さっぱりと現代風に建て替えられている。表札を見ても知らない苗字だ。空き家になっていたり、草地になっているところも多い。主がなくても、叢に混ざって陽を浴びて菊が黄色や赤の花を咲かせている。
ソーラーパネルを地面に設置して大きな太陽光発電をしているところも数か所ある。長閑な午後の贅沢な一時を過ごせて、心持ちも豊かになった。

 

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