庭仕事ではないが、畳の下の床を大工さんに新しく直してもらったことを記す。
ここ10年近く住んでいなかったし、40年近く前に建てた家なので、床下の湿気が酷く、床板や根太がふけてしまっていた。20年前頃に一度張替えはしていたのだが。
40年前の建築方は床下が浅い。土台をコンクリートでうって、小さな小窓がついている。床下の風通しはそれだけ。そして、周りの道路舗装や庭がだんだん高くなってきていて、大雨の時など、多分床下に水が入ってしまっていたのだろう。
40年前の以前の家は、江戸時代に建てられた家だったので、縁の下は高く、かくれんぼをして遊んだものだった。土台というのはなく、丸い大きな石の上に太い柱が立っていた。
畳の間を歩くとぶかぶかして不安定になったので、いつもみてくれている工務店に来てもらった。畳を上げてみると、畳床も決して状態がいいとはいえない。
もともと海辺のため(歩いて5分で太平洋)、湿気が多いようだ。そして普段閉めきっているのでたまらない。
雨水の浸入を防ぐために、軒下の近くに側溝を設けてはどうかということになった。
小さな屋敷なのだが、「これだけのものを管理するには、手入れはたいへんですよ」と大工さん。日頃の放ったらかしを痛く反省した。本来、家の中外と、家事は際限なくある。だから、近頃は家に若い者が居なくなった高齢者は管理を人手に安心して任せられる集合住宅に転居する人が増えているのも頷ける。
先ず、床から直す。
もう一間も怪しいので明日あげてみてもらおう。
大工さんの朝は早い。7:00過ぎにはもう来てくれる。
「大工さんが入っているね。」
と近所の関心。床のぶかぶかを直してもらっている旨話すと、たいていの家で、
「うちもぶかぶかしている」
という。
昔は確か、年に一度くらい畳を上げての大掃除をした記憶がある。そうして風をとおしていたのだろうが、今はそんなこと何処もしなくなった。
(2004.08.25) → 竹用除草剤を撒く(2004.08.27)
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