真夏の夜の夢。シェークスピアではない。
昨夜いい夢を見た。まだ意識に残っているから、かなりしっかり見たのであろう。
亡母の背筋は伸びていて和服姿である。故高原須美子さんのお母さま(ずっと以前に亡くなられた)の一周忌のお悔やみに私と二人で高原さんを訪ねた。それはわが家である。夢だから何でもありだ。それも建て直す前の古い家である。そして、高原さんを歌舞伎座にお誘いして、高原さんも何かを食べながら快く同意してくださった。それで終りらしい。もっと仔細なことはもうわすれた。
久々に母や高原さんにお会いできてにこやかな感じで目がさめた。
母が夢に出てきてくれたのは、仏壇に朝昼晩とお線香をたきながら遺影に話しかけていたり、母の和服の整理をしていたからかしら。高原さんが出てきてくださったのは、ご命日の8月19日にあるグループで偲ぶ会をもつことにしたからかしら。
高原須美子さんとは30年来仕事や遊びで殆どご一緒させていただいた。フィンランド大使をなさった時は3度ほどフィンランドにおしかけた。セ・リーグ会長の時はよく東京ドームで観戦をご一緒した。
二人がもうこの世の人ではないという現実を受け入れるため、できるだけ思い出さないようにしているが、潜在意識の中ではまだ忘れられないらしい。
たまにはいい。いい夢を有難うございました。
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