隣のおばあさんは80歳半ば。
草取りの名人で、ピンセットで雑草の芽を摘む!
が、家の中で転んで腰が痛いと、寝込んでしまった。
前からヘルパーさんが来ていたのだが、このところ回数を増やしてもらったらしい。
長男家族が別棟に住んでいる。
嫁さんはそれこそ病院のヘルパーさん。
が、
夜勤が多いので、家のおばあさんの面倒はとてもみられない。
あまり私が顔を出すわけにもいかない。
でも、
おいしそうな桃を一つもって見舞った。
横になっていたおばあさん、顔を上げて喜んでくれた。
若い頃からとても綺麗な人だった。
今も肌がつるつる。
「朝晩、"メイヤング"のクリームだけはつけているよ」と。
入れ歯の入っていない顔は、違う人のようだったが…。
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