うちの辺りは、16日夕に仏様を送る。
少しでも長く仏様にいてもらおうというのか、いい習わしだ。
送り素麺をご馳走して、(迎えは迎え団子)、盆棚を外して、提灯に蝋燭を灯して、(迎えはお墓から家まで提灯の蝋燭を灯して)、お墓まで送る。従っていづれも日暮れ時が美しい風情。小さな子供達が浴衣姿の家族連れで。
昔はお盆飾りなど盆棚で使ったものをお墓までの途中の小道で燃やしたりして送り火をたいたりしたものだが、この頃では余り見かけない。
仏様にご馳走をたくさん供えて、そのご相伴に預ったりで、結構華やいだお盆だった。
暑かったり、通り雨がザッーときたり、昼寝でうとうとしていると耳の側でみんみん蝉がないたり、近くで飼われている鶏たちが時を告げるつもりか突然コケコッコーと合唱したり、負けじと鶯が鳴いたりして。
来年また元気に来て下さいな(!?)
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