『青い目の夫』

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読書日記

『青い目の夫』 キュッヒル真知子 新潮社 1300円+税

夫とは、ウィーンフィルのコンサートマスターである。
CATVのクラシカジャパンの番組表に広告が出ていたので買ってみた。
驚いた。第一章に自身の不倫がバーンと載っている。こんな暴露本を自分で書くとは驚きだ。
こんな話しは私の好みではないので、読むのをやめようかとも思ったが、ウィーンフィル・コンサートマスターの実像が分かるので最後まで読んだ。
不倫はカラリとしたもので、姑との軋轢が原因。夫が不倫とも姑ともその中に入って丸く収めた。
夫は、バイオリンを弾くことしか能がない。彼のいわばマネージャーとして、異国で孤軍奮闘する。小さな会社を立ち上げるが止める。
真知子さんはかなり行動的で積極的。60歳を少し過ぎたところか。遠くから日本の現状、行く末を憂いている。

  

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