モンマルトルのメグレ

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読書日記

2017年08月09日

『モンマルトルのメグレ』 ジョルジュ・シムノン 河出文庫 714円

深夜、場末のストリッパーが、警察署に侯爵夫人殺害の話を聞いたと泥酔して届け出た。が、翌朝それを曖昧に否定し、絞殺された。
そして侯爵夫人も殺された。
彼女が口にしたオスカルとは何者か。今は落ちぶれた侯爵夫人の過去を追い、ストリッパーの過去を追う内に、貴族社会の裏や蔓延る麻薬網が浮かび上がってくる。
国際都市パリの吹き溜まりとも見えるモンマルトルの庶民の姿か。
 

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