おしゃべり・トーク

退職日記

         
   

2004年03月20日

 

お彼岸の中日だというのに、お墓参りもせずに、家でゆっくりと休息である。退職ということが、こんなに疲れることだとは知らなかった。

 気持ちの整理は、書類の整理整頓と同様に得意だから、さっさと片付けた。だから精神的疲労というのは、余り感じない。

 退職の手続きも、今はパソコンで打ち込んで終り。

 体力的にたいへんなのである。ある先輩が、「こういうときには体調を崩しやすいので気をつけて」と、助言して下さったのが身に沁みる。

 先ず書類、資料の整理、廃棄。日頃から整頓していたとは言え、職場の27年間の重みはそれなりにずっしりとくる。途中で見るのもいやになり、一休止中。自宅でも、少しは自宅にもって帰りたいものもあり、その受け入れ態勢を整えるため、溜まっている資料や古い図書の整理、廃棄を実施中。で、肩こりがひどくなって、朦朧としている。

 朦朧としているため、手続きは大半がパソコン入力になっているとは言え、それでも判子を押さなければならない書類もある。そういう書類に、相手が押すところに自分の判をしっかり押してしまう!  もともと書類作成は大の苦手だから、これはいつものことか。

 次は、退職の挨拶状を書くのに大苦労。昨年来の右手利き手骨折後遺症は、そう簡単には治らずに、書類の整理整頓の動作も実はそうだが、多くを書くという動作はまただまだ辛い。浮腫んできて、朝起きるときは、硬直していて動かすと痛い。

 そして、連夜の送別会である。有難いことに皆さんご多用中にもかかわらず、集まってくれて、楽しい昔話に花が咲く。これが最後かと思うと、ついつい話しが弾み、お酒の量も多くなって、翌日は使いものにならない状態となる。

 3月、年度末とあって、関係している組織の重要な会議も連日のように続く。そこで居眠りをしているわけにもいかず、事前に難しい書類に目を通して、しっかりと責任を果たさないと気がすまないし。

 バリバリキャリアウーマンの元祖と言われた者なのだから、このくらいのことは、以前だったらこなしていたはずだが、やはり加齢には抗えない。いい潮時である。

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