おしゃべり・トーク

退職日記

         
   

2004年04月23日

 昨日は久々に懐かしい大勢と会うことができた。

 というのも、わたしが設立発起人や初代会長を務めた日本ヒーブ協議会の26周年総会懇親会に出席したからである。この会の入会条件は、企業の消費者関連部門で働いていることであるから、わたしは会社を退職したと同時に会社の他の女性と会員交代をして、正会員は退いた。そして、会長経験ということで特別会員になった。

 日本ヒーブ協議会は、わたしにとっては大切な娘のようなものである。それこそ偉大な多くの方々のお力添えでこの社会に生まれてくれた。そして、多くの仲間たちの協力で26歳という立派な社会人にまで育ってくれたのだ。感無量。

 いわば皆にお別れのつもりで出かけた。私の退職挨拶状を読んでくれた人で、ヒーブ設立当初からお世話になっていたひとたちが、ここにくれば篠崎さんに会えるからと、わざわざ足を運んできてくださった。有難い。

 正会員を退いたスピーチをさせられた。ヒーブの後輩たちへの期待が強い分、辛口のエールとなった。日頃思っていることだ。今日の企業不祥事が多いのは、ヒーブの力が足りないからだと。「ヒーブとは企業と消費者のパイプ役。消費者に不信を抱かせてしまう仕事は、消費者にとっても企業にとってもよくない。消費者のことをよく知っているはずのヒーブが企業の中でしっかりといい仕事をしないといけない。ヒーブはそんな甘い仕事ではない。そのためにも、意思決定できる地位につくこと。平社員や管理職では上から仕事をさせられているだけで、自分の思ういい仕事ができていない」と。

 女性が働く場合、どうしてもこの平社員意識から抜けきれないのが難点だ。特にヒーブの仕事は、男も女もない。企業の社会的責任という大きなテーマにかかわっていることをもっと強く意識して欲しいのだ。

 責任をもって期待し、愛すればこそのエールである。

 前期の今中会長さん、ご苦労さまでした。そして今期の須古会長さん、ご苦労さまです。よろしくお願いします。

(2004年04月21日)← →(2004年04月29日)

[退職日記][日記]

   
         
 

[おしゃべり・トークへ]

NewChibaProject