25日、愛知万博「愛・地球博」が終了した。
予想をはるかに上回る大勢が見学に訪れたらしい。
「愛」という言葉には、わたしは拘りがある。
亡母の介護体験を記した拙著の題名が、『これから始まるのはLOVE STORY』
そして、その思いの土台にもなった、科学技術庁資源調査会でわたしが委員長を務めて纏めた生活資源小委員会で、ラブを「敬愛資源」として意識調査した結果、現在最も不足している生活資源で、しかも最も必要と求められているとの結果が予想通りにでてきたのだった。
科学技術庁のいや役所の調査報告書で、"ラブ"だの"愛"だのという言葉が出てきたのは初めてだと、大いに驚かれたものだ。
たぶん、何処へ行っても殺伐とした世の中、"愛"とか"環境にやさしい"とか、とにかく無条件で楽しめる大義名分に参加したいという、現代の人々の素直な欲求を、万縛は吸収できたのであろう。
それと、兎に角、お祭り大好きなのだ、みんな。
何事も無く、大盛況の下、無事に終了できてなによりだった。
欲を言えば、愛子さまに是非行っていただき、あの極上の笑顔を見せていただきたかった。
そして、この万博会場だけでも、サマータイムを実施して、居ながらにして環境にやさしいことを皆が体験できればよかった。
私は、混雑が苦手なことと、以前の日本での殆どの万縛は仕事がらみで出かけていたので、今回は何故か全く興味がなかった。
行かなかった。
家でのんびりとしていた。
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