昨日、午後、上野の東京都美術館で開催している「プラド美術館展」を観た。
10年以上も前に、マドリードのプラド美術館に行って、エル・グレゴ、ルーベンス、ベラスケス、ゴヤ
などの絵を鑑賞していたので、懐かしさもあって出かけてみた。
久々に観た。とても落ち着いた、荘厳ともいえる画風が漂っている。日頃、日本では印象派が多く
見当たるせいかも知れない。
特に、果物や花、中でもぶどうの写実がみずみずしく、思わず近寄って観てしまった。
プラド美術館は、ルーブルや大英博物館、メトロポリタン美術館などとは違って、他国から発掘、いわば
略奪してもってきた美術品はない、とのことを誇りとしていると聞いたことがある。
さて、平日の午後、上野の森は、修学旅行の団体や中高年ご婦人たちのグループで相変わらずの
大賑わい。
特にプラド美術館展では、"あっ、これ、スペインでみたわね"などと話し合う中高年女性グループや
ご夫婦が多かった。
みなさん、海外旅行もお盛んなのだ。
豊かだなー。
わたしも。
これをスローな心持ちに繋げたい。
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