異常に長かった関東の梅雨もようやく明けようかという一昨日あたりから、蝉の鳴き声が急に聞こえ始めた。
みんみん蝉だ。
鬱蒼と茂ってしまった早朝の我が家の庭で、ぱたぱたと羽音がする。
何だろうと近づいて見ると、蜉蝣のような透明の薄緑の羽をしきりに羽ばたき、でも飛べない蝉がいた。
孵化したばかりなのか、側の金魚草の葉に蝉の脱け殻がある。
雨続きで待ち遠しく、少しの晴れ間に蝉がいっせいに孵化しはじめたのか。
この蝉はちょっとひ弱なようでもあるが…。
夕方、帰宅したら、まだこの蝉は金魚草の中でぱたぱたしていた。
今朝みたらいない。
無事とびたったことを願っている。
黒アゲハがつがいで優雅に飛んでいる。
いよいよ、夏本番か。
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