高校時代の友人から著書が贈られてきた。
歌集『九段坂』戸田佳子とある。
角川書店刊、21世紀歌人シリーズとある。
凄い、凄い。
早速電話した。
「凄い、凄い、素晴らしい!」としか言葉にならない。
ご本人はちょうど大学院の勉強から帰ってきたところだった。
数学の教師を務めた後、親御さんたちの介護のために退職して専業主婦になる。
親御さんたちを看取って以降、以前から好きだった国文の道にすすむ。
60歳にして(その前後、多分)大学院で国文の修士号を取得した。
日常のちょっとしたことに暖かい思いを寄せる、確かな抒情歌人としての自分の好きな道を歩んでいる。
ところどころで亡き親御さんたちの面影を切なく追っている。
わたしもことある毎に亡き父母のことが思いやられることがあり、懐かしく、しみじみと読ませてもらった。
彼女は心豊かないい人生を歩んでいるな。
わたしもそろそろまたスローな暮らしに戻れそうな気配がしてきた!!
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