念願のミラノ・スカラ座公演による「アイーダ」をNHKホールで鑑賞した。
舞台美術の素晴らしさに圧倒された。
出し物がアイーダだけにそうなるのであろうが、NHKホールでは狭すぎる。
ぜひ、ベローナの劇場でアイーダを観たいものである。
ストーリーは、古代エジプトの物語り。
エジプト王女アムネリスと彼女の女奴隷アイーダ、そしてエジプト軍将校ラダメスとの悲恋劇。
アイーダはエジプトと戦っているエチオピア王の王女。
そんなところから悲劇が起こる。
このオペラ「アイーダ」は、スエズ運河開通を祝ってG.ヴェルディが作曲した。
凱旋のトランペット、そしてラダメスが法廷で裁かれているときにアムネリスが謳う悲しい旋律が耳に親しい。
上演時間は、4:00に開演し7:35終了。
その間2度の30分近い休憩が入る。
舞台を換えるにはそれだけの時間が必要だろう。
イタリア・オペラの贅の限りを尽くしたような舞台。
舞台装置、小道具、衣装など、11tトラックで110台分。
出演者総数600人というから凄い。
ただし、これは本場のスカラ座での話しかも知れない。
これが全て日本に運ばれてくるのはたいへんだ。
チケットが高額なのも納得。
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