芸術鑑賞の秋!
第一弾として、東京国立博物館平成館で開かれている「皇室の名宝」を鑑賞した。
素晴らしかった。
日本の皇室も他国の王家に比べて決して見劣りしない名宝の数々を観ることができて、なんとなく安堵した?!次第。
紙や布といった繊細で劣化しやすい素材のものも多いため、その保存、補修に細心の手がたゆまなく施されていることも知った。
今回1期の展示は、日本の美の華やかの面と、水墨の落ち着いて深い趣きのものと、見事に調和していたが、狩野永徳の「唐獅子図屏風」のような迫力あるものもよかった。
何と言っても伊藤若中(にすいがつく)の雄鳥や鳳凰、紅葉、雪などを描いた「動植彩絵」はたいへんに華やかである。
天皇陛下ご即位20年を記念して、皇室ゆかりの名宝を展示している。
1期は11月3日まで。
題して"永徳、若中から大観、松園まで"
2期が11月12日から29日まで。
題して"正倉院宝物と書・絵巻の名品"
2期では、藤原定家筆の「更級日記」を見逃したくないな。
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