29日は、貰ったりあげたり飾ったりなど何かと忌み嫌うようで、せいぜいお掃除をしましょう。
ということで、昨日は暮れの買い物日とした。
先ず、先に注文しておいたいつもの米屋に、のし餅を受け取りに。
一升の餅米を一枚に伸した餅で重さは2kg。
美味しそうで直ぐ食べたいがぐっと我慢。明日か明後日には切れる堅さになるでしょう。
その途中、目にはしていたが、タイミングがあってはじめて入った産直の八百屋さんに。
広い駐車場の一角で店を開いている。夷隅市から来ている農家の露店だ。
橙3コ100円、太い(私の足のよう)葉付き大根100円、小松菜、ほうれん草100円、沢庵漬け半本100円、海老芋100円、などなど野菜が高騰している折、ついつい買い込む。
そう、米屋から(ここで、29日は嫌うから28日か30日にのし餅を渡すと言われたのだ)、近くの家から貰ったという出荷できないきずものの柚子を10個ほど頂いた。きずなど殆どない。
柚は料理に何にでも使う、私の大好物。が、弱りも早い。
2個残して、後は昨夜柚ジャムにした。
家中、柑橘系の香りがたちこめた。
夜半、町内会の「火の用心」の見回りが聞こえてきた。
"カチカチ、火の用心 "と何だか忙しなげに繰り返す。
昔田舎で、大人は忙しいので子供たちで見回ったことを思い出す。
"カッチカッチカッチ、火の用心、マッチ一本火事のもと、煙草の吸い殻気をつけましょう。カッチカッチカチカチ"
拍子木の音が、凍れる澄み渡った夜空に響き渡った清々しさを思い出す。
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