秋の長雨が続いた。
豪雨のところもあったようだが。
私はこれ幸いにと、日中本を読みふける。
サラ・パレツキー著『ミッドナイト・ララバイ』。原題『HARDBALL』
相変わらずに気っぷのいい女探偵ヴィクがこちらの気分まで引き立ててくれる。
と、パトカーのサイレンがして家の直ぐ近くに止まった。
何だか気になり行ってみる。
そこの奥さんが、私鉄の駅を出た通りでひったくりにあったのだそうだ。
家に帰ってきて110番したので家にパトカーがきたということ。
そこで携帯で警察官がやりとりしていても、賊はとっくにどこかに逃げている。
そんなときとっさにどうしたらいいものか。
ついせんだっても、近くのコンビニでひったくりの被害にあった人の話がでたばかり。
バッグや手提げは道路の壁側にしっかり抱えて持つ以外に、防ぐ手はないようだ。
ぼーっとして歩いていないで、しっかり気をたしかにして自衛しないといけない。
シカゴほどとは言わないが、日本の地方都市も世知辛い世の中になったものだ。
[10.09.15「極端な陽気の変わり方」]← | →[10.09.30「冷し酒」] |
Copyright © Etsuko Shinozaki 2003-2015 all rights reserved