高齢の友

トップ > 日記

スローライフ日誌

2017年05月10日

私もお陰様で結構な歳となるが、有難い事に年配の方々との付き合いが多い。
年配の方々との話は味わいがあって愉しい
過日も、太極拳の仲間で90歳を迎える一人暮らしの方の家に稽古の帰りに寄った。
彼女は休み休みだが稽古を続けている。2、3年前、「退会します」といって重た重たと休憩時間用にプリンを持ってきて皆にふるまった。私は「止めてはダメです」と強く言ったら、皆も口々にやめないでと言ったので、「あっさり止められると思ったのにみんながそれ程言うとは思っていなかったわ」と、思い直してくれて今に至っている。
「みんなも誘うと悪いから」と、こっそり誘ってくれる。「うちは初めて?」何度も伺っているのでただ「いいえー」と応える。
千葉県の婦人問題の委員会の大先輩だ。美しい女性で家もきれいにしていて贅沢に暮らしている。よく息子さん夫婦が訪ねてきているようだ。
ある時、好物のマンゴーがあるからと、冷蔵庫を開けたら何やら他の果物がゴロゴロと落ちてきて、「あらまーっ」と大笑いとなった。そのマンゴーは既に弱っていたので諦めた。次にケーキがあるからと出してきたが、コチコチで固くなっていて、これも大笑いで諦めた。二人して今夜救急車の世話になってもね、と。「紅茶、コーヒーどっちがいい」。「紅茶」と私。「愚図ぐず言わずに紅茶!、気持ちいいわ」と彼女。「アールグレイですね、美味しい」とわたし。「そ、アールグレイ」
今回は、ゴールデンウィーク明け。若い家族やら親戚やらが見えたとやらで、冷えた新鮮なメロンをへろりと頂いた。美味しそうなフルーツケーキも出てきたがそうそう長居もしていられない。お暇しようとしたら、「助けると思って持って帰って。まだまだいっぱいあるの。もてあましちゃうから」と。有難くいただいてきた。
最近のかなりのことを忘れているが、昔のことはよく覚えていて、私の亡母がやはり千葉県の婦人問題の委員会で一緒に仕事をさせていただいていたことがあり、それを覚えていて下さって、私が亡母と似ているということをよく話してくれる。亡母は確か92歳で亡くなり17回忌を昨年済ませたのだったが。

もうお人方、やはり90歳。彼女とは間接的に仕事を通してお世話になり、もう40年近くのお付き合いだ。彼女もきれいにしていて歯は全て自前がご自慢。ご自慢は他に多くあるがその一つは記憶力と記録付け。日記とは違うらしいが、誰の誕生日は何時で、この会合は何処で何時などなど、それは素晴らしいものだ。 

先輩方々とのお付き合いは本当に愉しいし、嬉しい。

 

[前の日へのリンク]← 
→[次の日へのリンク]

NewChibaProject