七草も過ぎ、成人の日も過ぎて、漸く正月気分も一段落。おっと、まだ小正月があるな。
昨夜は久々のまとまった雨で、今朝がたは大地も我が心身も穏やかに落ち着きを見せている。
庭では、雀よりは緑がかっている、でも目の周りがそれ程白くない、囀りは鶯ではない、鶯は声色が得意だったかしら、そういう小鳥の番が無心に柿の木の皮の柔らかくなったところから虫でも啄んでいるのか、ちっちっちと忙しく、愛くるしいのなんのって。
いい眺めだ。
雨に濡れた木々の幹の色がまた美しい。
すっかり葉を落としているのでよくみえるのか。八重桜の幹は、まさに樺細工に使ったらよさそうな茶色の光沢を見せる。紅葉の幹は、きれいな緑色に染まっている。
豪雪地帯はたいへんだろうな。
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