我が家の夏ミカンは見事になっている。収穫するにはまだ早い。名前の通りに夏のみかんである。これが樹齢60年くらいにはなるのでもしかしたら夏ミカンの原種?? 今のうちはとても酸っぱい。梅雨のころになると甘くなる。甘くといっても現今のやたらと甘さを増したものとは違い、本来の夏ミカンの美味である。
植木屋が入って、少し剪定して、なっていた大きな夏ミカンを10個ほどおいていった。持っていったらと言うと、うちにもあるからいいと。古い家にはどこも大きな夏ミカンの木があるものだ。
用事で来た人のほとんどが凄くたくさんなっていますねと言う。まだ酸っぱいのであげられないわ、と言うと少し残念そう。
その夏ミカンでマーマレードを作った。
ミカンの皮は漢方でも上等だ。体にいい。有機栽培農薬無しの自家製ミカンで作れば、勿体ないほどの上等マーマレードだ。バニラ、シナモンで香りづけし、奄美から買ってきた40°の黒糖焼酎紅さんごを少し(私の少しは多いかな)垂らして、中ビン4個もできた。
家中ほんのりと甘酸っぱいミカンの香りが漂い、いいものだ。
昨日、今日と、雨模様で閉じこもり気味の心持ちも明らむ。
暫くおいて味をなじませてから楽しもう。
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