今日は冬至。昼の時間が一番短い。今日は曇天そのうちに雨となり、そうでなくても昼間が短く感じられた。
古くからこの日南瓜を食べる習慣がある。多分、昔の食物が不足する冬の、ビタミン不足や栄養不足にならないようにとの先人の知恵だ。現在の飽食、罰当たりだな。
そして、柚子湯につかる習慣も。火鉢や炬燵くらいしかなかった頃。今、時代劇をみていると、庶民の冬の暮らしは障子に素足だったりする。これでは暖かい湯につかって身体を温めるのも贅沢な智慧だ。月に何度お風呂に入れたか。
時代劇どころか戦後間もなくの、昭和20年代はこんな暮らしが大方だった。私の記憶にもしっかりと残っている。
今夜我が家は南瓜のほくほく煮を食べて、柚子湯ならぬ夏ミカン湯には入ろう。庭の夏ミカンがたわわに色づいてきたからね。
そして、これからはまた日が伸びるのだね。
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