雨も強く、我が庭の植えたての花木がなぎ倒されてはいまいかと、まんじりともできなかったが、強いもので頑張っていてくれてほっとした。チューリップは3本ばかり花びらが飛び散ってしまっていた。可哀そうに。
一通り庭を見て回って、今にも降り出しそうな中、後ろの公園から足が向いて、近くの小学校の周りの桜、正門の両脇の桜、そして、京成線路の土手沿いの桜並木、さらにはずっと下の高浜にある海浜公園の桜まで足を延ばした。晴天下の桜もいいが、雨の後の幹が茶色の桜も深みがあっていいものだ。
世の中新型コロナウィルスの感染拡大予防自粛要請で、名立たる花見の名所は軒並み立ち入り禁止だが、人が殆どいない近辺の花見をしてしまった。西行法師ではないが桜を愛でずにはおられないのだ。
ついでにスーパーマーケットに立ち寄ってみた。こちらは開店早々だというのに、家族連れで買い物かご2つ、3つに山盛りにして買い物カートを押して回っている人々が殆どだった。大丈夫だと言われてもどうしても買いだめという安心に走ってしまう心理。これは我欲? 内だけ生き延びようと。私は長蛇の列に並ぶのは苦手でここは直ぐに引き返した。
例年の花見とはどこか心理的かな違う、こころがざわついているのかしら、ね。スローに心豊かにとはいかない。
