先月、友人から短歌を作ってみないかと誘われた。彼女は短歌の先生をしている高校時代の友だ。 家に籠りきりの日々を互いに愚痴っていたからだろう。
それはいいと簡単に引き受けた。難しく考えないで日記を書くつもりで、五首できたら見せてということだった。
百人一首や西行法師を思い浮かべながら、いろいろと練って一週間かかり作って送った。
流石に先生、直ぐに添削して返してきた。
初めてでこれまで詠めたら上等ですと。引き続き作るようにとの励ましのコメントだろうが、作歌していると言葉使いを学びこころを落ち着かせてくれる。嵌りそうだ。
また五首できたら見せてと、引きずり込まれそう。期限なしだときりがないから1週間後にと。
初めての短歌を書きとどめておこう。若干先生の手が入っている。
春近く昨冬植ゑし庭の木々梅の花芽が一輪綻ぶ
過ぎし日に母編みかけのセーターを引き継ぎ編みて暫し温もる
コロナ禍に鈍りつつある我が身体縄跳びせしも一度にへたる
新築の我が家一年経ちにけり未だに何処に何があるやら
西瓜こそなけれど冬の店先にトマトキュウリ茄子が並べり
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