2009年07月23日
17:00〜18:30
(株)アバンアソシエイツにて
都市開発やまちづくりに関するさまざまなプロジェクトに携わっている社の、社内外交流の場「アバン木曜会」に招かれて、「エコとスローライフ」という話しをさせていただいた。
内容 ・日本に生まるる事を喜ぶべし
・日本のエネルギー事情
・外国のエネルギー対策
・求められるライフスタイルの変換
日本の現状は様々に困難な状況を抱えているが、本来日本人の持っていた素晴らしいこころや礼節を省み、国際社会においても日本が頼よられる国にならなければならない。その道は、武力でも経済力でもなく、徳を重んじ礼儀立国をはかることではなかろうか。
日本社会は、エネルギーに支えられた大量生産大量消費で「より快適でより便利な」世界一豊かな消費社会を築いてきたが、そのエネルギー資源はゼロである。全て輸入に頼るエネルギー自給率はたったの4%であるが、CO2排出量は1990年に比べて20%近くにまで達している。−6%を果たすには並大抵のことではもはや不可能である。
ヨーロッパ諸国では、特にドイツのフライブルグ市では脱車社会にして、自転車や路面電車・トロリーバス主体にする徹底したインフラ整備を完成している。
アウトバーン沿いには風力発電の風車が何千基と建っている。
今後日本も、まちづくりや社会づくりに大きな変換が必要。向くべき方向はエコロジーライフでありスローライフである。
そして、人間が主人公のまちづくりを。
基本は、社会の構成員である会社そして家庭における人間力の回復である。そのためには、人間のこころを豊かに育てる事が肝要。
意見交換で或る方の、今の日本にはすべての面で「自己責任」ということが問われなくなってしまったという発言があり、考えさせられた一面であった。
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