悦子の談話室

終戦記念日

     
 

8月15日
敢えて「終戦記念日」と書いた。
「敗戦記念日」とすると、敗戦を悔やんで勝ちたかったと考えているようでいけない。

去年の暮れポツダムに行き、ポツダム宣言作成の場を見学した時の寒々とした歴史の過ちが身にしみたことが忘れられない。ドイツは直ちにそれを受諾し、敗戦。日本は聞き入れず、2度の原爆を落とされて、8月15日に敗戦。

ここ数年、世界各地を旅してみて、他国に侵略統治されたり、民族同士の戦い、他民族の小競り合い、宗教戦争と、戦争の後遺症から立ち上がる間もなく次の戦いに巻き込まれていく国々の、国民の、民の苦悩を目の当たりにして、こころが痛んだ。

戦争はあってはならないのだ。

このところの、戦争を知らない首相や防衛大臣の見た目だけの勇ましい改憲姿勢に、怖さを感じる。世界に誇れる「非戦」の姿勢で、世界から信頼される国でなければならない。今のままで何処が悪いというのだ。改憲すれば、世界の戦いの構図に正式に巻き込まれる。

62年間、戦いのなかった日本はひとえに「非戦」の誓いのお陰。
世界史でも稀にみる長き平和の時を授かってきた。
そして、世界に充分貢献をしてきている。

戦争はあってはならない。
戦争をしかけてはいけない。
戦争に巻き込まれる愚を冒してもいけないのだ。

皆さんのお考え、体験談などを、掲示板で是非みんなにお伝えください。

(07.08.15)

 
     

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