新型コロナウィルスの地球的蔓延でそろそろ心ある知識人たちは新しい社会造りへの転換期だと言い始めた。為政者の言うようにウィルスに打ち勝って元の、いや元よりも発展したさらに素晴らしい社会(主に経済的)にするのではなく、人間性・自然性の基本を取り戻した社会システムのあらたな構築でないと、元の木阿弥だと。 ほんとにそう思う。このまま技術開発や経済開発に邁進し、あまりにも驕り高ぶった自然への破壊行為は人間と自然の共倒れであろう。 こうした事態を予感していたのか、宮沢賢治の作品はこころを奮い立たせてくれる。 実態も知れず従って薬もまだ知れないウィルス感染予防の自衛他衛として、出来るだけ家にいる。九十九里浜の実家には帰らない。そして、庭仕事、読書、家事、太極拳を愉しむ。 菜園にはたくさんの季節の花が咲いてくれた。でも新しく買ってきては何時土に活けようか愉しむ。花木は手をかければきちんと応えてくれる。
藤
紫陽花
紫陽花 我が家近くの回転寿司屋、病院にまで感染は広まってきている。こころして自粛しよう。あとは、沈黙…。ハムレットみたいだな。
(20.04.29)
[悦子の談話室へ]
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