悦子の談話室
76回目の広島原爆被災日
あの朝も暑かったと聞く。戦時下の夏。夏休みどころではなかっただろう。8時15分。備えもなにもない一瞬の惨事。灼熱、熱風に焼けただれた街。想像を絶する。
終戦で15かそこいらだった兄は、何も知らされず都城から満員の列車に乗せられ帰る途中、ただ真っ暗で広島も分からなかったらしい。無口の兄は何も語らなかった。少しでも戦争が長引けば特攻隊として飛び立ったのだろう。
今朝1分間の黙とうをささげたがとても短い。このところいろいろと思われることが多い。この猛暑だがもっと時間をかけて瞑想しよう。
(21.08.06)
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