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8月は様々に思いを致されるときである。今年は特にひしひしと思いやられる。
原爆被災、終戦して76年。猛威を振るうコロナばかりのせいでもなかろう。空虚なオリンピックがなんとか終わったからでもあろうか。日本は大きな節目に差し掛かっている。物理的にも精神的にも。のんべんだらりと昨日の続きを生きていてはとり返しのつかない事態に陥りやしまいか。
余りにも世界を知らない。余りにも哲学に欠けている。余りにも無知に気づいていない。
外出もままならぬ中、本を読む機会が増えたから、改めていろいろと考えさせられる。
(21.08.17)
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