バラク・フセイン・オバマ氏が第44代米大統領に就任した。
弱冠47歳。
就任演説を起草したスタッフは27歳だそう。
はしゃがす、言葉をもてあそばず、今後取り組まなければならない現実の問題点を「アメリカの新たな責任」とたんたんと訴える。上調子でなくじっくり考えさせられ約20分間の演説であった。
若い力が今後のアメリカをそして世界を担い動かしていく。
武運を祈る。
この記念すべき就任式の模様を観ようと、いろいろのテレビ局にチャンネルを合わせる。
日本のマスコミ人やコメンテイターはこの報道をこなし切れていないようだ。
準備期間は充分あったであろうに。
ある大学教授など、ある場面でもっともらしく"水をかける"と言い、こちらはまさに「水を差された」気分に陥りその局はOFFにした。
マイナス7度という激寒の中、150万人が集まってくる現地スタッフのたいへんさは伺える。
が、「どうして来るの?」と素朴な素人的質問をする記者。
「どうしてか? この歴史的現場に立ち会わなければ!」との感激した答え。
国民としての意気込みがまるっきり違う。
流石にアメリカのTV局ABCの放送は見応えがある。
(09.01.21)
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