悦子の談話室

難民を助ける会

     
 

認定NPO法人難民を助ける会の通常総会が開かれた。
この会は、故相馬雪香さんが31年まえに、"日本が世界の孤児にならないように"との熱い願いで設立した。
海外の難民を助けるために、そして国内にその実情を知らしむために、様々な活動を展開している。
私は数年前、この会の催しで、カンボジアに地雷・不発弾被害などで身障者になった人々の自立支援施設や職業訓練施設、そして地雷・不発弾撤去作業などを見学にいった。
現地での実際の仕事のたいへんさを知り、以降、毎回総会に出席して、世界の人災天災による人々の被害の実情を学んでいる。私にはこの会の会員であることしか協力できないが。
支援に出かける地域は、おいそれと安全に行けるところではない。そして、安定した政府機能を持つところでない、危険が迫っているところなのだ。
それはそれは酷い状況におかれた子供達、人々がたくさんいる。

こうした世界に目を向けると、日本の豊かさ、平和は有り難い。
が、子供の塾通いやもっとおいしいものを食べさせるために一律子供一人2万円もの子育て支援をする国とは何か。
その子供達に何を教え、何を伝えて、育てているか。

日本が世界の孤児にならないように、この会の弛まない地道な努力は続いている。

(10.06.06)

 
     

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