悦子の談話室

大不況?

     
 

マスコミで報道される限り、世界大不況である。
しかし、身の回りの動きを見る限り、そんなことはない。

知人で中小企業を対象に堅実な仕事を営んでいる人からも、以下のようなメールが届いた。
"私のクライアントたちはむしろ昨年より業績が上がっている。自動車関連の仕事はしていませんし…。100年に一度の大不況などと、政府は少し誇張し過ぎでは"

マスコミも政治の動きに振り回され、大仰な見出しで先んじようと、実態を不勉強なのではなかろうか。

グローバル化された金融界、グローバル化された巨大企業は、実態のない経済経営を振り回し、振り回されてしまったのだ。
我々堅実な市民は、100年前と違いそれなりに賢く最低限持つべき知識と財はもっている。
勿論現在のグローバル経済社会構造の歪みをもろに受けてしまっている層もあるのは事実だろう。
が、その救済はまた別問題。今回の不況騒ぎで出てきたが、それ以前の構造的問題だ。

有り難いことに、現在は、危うい投資などせずとも、こころひとつで互いに暮らしの安らぎを願い、自分力で心豊かに過ごす力が発揮できる社会なのではなかろうか。
マスコミに惑わされず、しっかり自立していたい。

なんだか、ディケンズの「クリスマス・キャロル」的雰囲気になってしまいましたね。

(08.12.24)

 
     

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