悦子の談話室

東北関東大震災

     
 

1000年に一度かという大惨事が起きてしまいました。
被災された方々、福島原子力発電所で我が身を張って被害拡大の防止に取り組んでいる方々を報道で知るにつけ、こころが張り裂けそうになります。
何とも言葉が出ません。
我が身が無事あることが不思議なくらいです。

我が家は海岸近くでも高台にあり、下を国道16号が走っていて、その先に埋め立て地の「美浜区」というのがあります。津波の心配は先ずありませんが、埋め立て地の液状化は必至でしょう。
地震発生の時、かなり強い揺れが長引くので外に出て自宅前の公園に行きました。歩くのによろよろしました。
まだ大揺れで、木造2階家が大きく揺れていて、電線が揺れて、小さい子を連れて遊びに来ていたお母さんが携帯をかけてももう通じない状況でした。
京葉コンビナート方向でバーン、バンという音がしました。その上空は不気味に暗くなっていました。これは単に雨雲だったようで、しばらくするとぱらぱら雨が落ちてきました。
消防車やパトカーの音がし始めました。

怯えきって道を這ってきたという買い物帰りのおばあさんとしゃがんて話していました。彼女は怖くて家に帰れないというので。しばらくしておばあさんのご家族が近くの勤め先から案じて帰って来たようなので、一緒に帰ってもらい、私も家の中に入りました。まだ強い余震が続いていました。

家に入ると、棚からぱらぱらといろいろ落ちていましたが、立てかけてあった大きな重い鏡が倒れていました。その方向の揺れがひどかったのでしょう、土壁に2枚ほど大きな亀裂が入っていました。

その程度で済みましたが、強い余震が続きましたのはどちらも同じだったと思います。

九十九里浜の家が心配ですが、どうすることも出来ずにいます。きっと大丈夫だと念じて。

(11.03.16)

 
     

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