1年前以降の経過検査でまた胃カメラ検査を受けた。 前回はカメラを飲み込むのが下手だったと言ったら、今度は鼻から通された。
緊張しまくっていたらしく、いつもの先生も看護婦さんも「顔が強ばっている、大丈夫か」と笑いながら心配してくれる。
無事終了、異常なさそうだ。ただし一部気掛かりだと検体として少し切った。
1回きりのこれきしで苦痛など言っておられないな。 亡母は最後約10ヶ月、嚥下力がなくなり鼻からの経管栄養摂取を余儀なくされた。 自宅介護になった数ヶ月は私がした。それほど、痛み止めの麻酔や通りをよくするゼリーなどをしてあげた記憶がない。 さぞ、うっとうしく痛くもあったろう。ごめんなさい、ごめんなさい。 今にして思えばこちらは必死でただマニュアル通りに介護に明け暮れていただけだったのだ。相手の気持ちなど心底思いやる余裕などなかったのだ。後悔してもはじまらないが、後悔は募るばかり。自著『これから始まるのはラブストーリー』を読み返した。唯々泣けてくる。
(14.03.08)
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