悦子の談話室

胃カメラ

     
 

今年で3度目になる。
年1回の胃カメラ受診。結果はOK。表面に直径数ミリの何とか腫瘍があるが3年前と大きさは変わらないから異常なし。綺麗な胃をしているねと、検診中、技師先生が助手に教えていたほど。
結果よければ全て良しで、明るい人生がまた開けてきた。
今だから明るく言えるが、気の小さい私は、受診前夜はほぼ眠ずの心配なのだ。

当日受付で花粉症だと申告すると、事前の準備をしてくれる看護婦さんと、さてどうしようということになった。
鼻からの胃カメラの予約なのだ。花粉症だと鼻の中が炎症を起こしていて腫れているきらいがあると。
昨年も同時期だったが、花粉症はそれほど酷くなく、鼻からやったのだった。
が、今年は酷い。
験しにゼリー状のものを鼻から流し込んでみたが通らない。
で、仕方なく、その場で苦手な口からの胃カメラとあいなった。
これが、簡単。苦手など何のその。つまり、鼻から通すはずの細い管なので饂飩を飲むようなもの。
そして、技師先生の巧みな腕捌きに感謝した。

この病院、蘇我にあり、かつて川鉄病院といったが今は千葉メディカルセンターという。
今年初めに隣に新築移転してピカピカだ。
ただ、何もかも進化している。受付を受診カードで処理するのは以前からだったが、担当科の医師からの呼び出しは電子板の表示で、そして最後の会計も受診カードを機械に入れて払う。
来ているひとは大勢、それも殆どが高齢者だ。病気かと心細くしているのだから、こうして建物や受診システムが進化していくと、ついて行けない人も多いのではなかろうか。
私もいったん別の科にいったら、さてどうして元のところに戻ろうか迷ったし、出口では完全に方向を失い、「蘇我駅へはどっちの出口ですか? 」と聞いた。
今のところは、案内をしてくれる人が優しく導いてくれているが。

(15.03.19)

 
     

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