悦子の談話室

日揮(株)テロ犠牲

     
 

アルジェリアで起きた天然ガスプラントのテロ襲撃事件で犠牲となった日揮(株)の方々が、今朝羽田に無念の帰国をした。政府専用機での帰国とは言え余りにも無残だ。

海外企業戦士は現在でもとても危ない橋を渡っている。そして、みずからを守る手立てはゼロ。
中学時代の旧友で、中東戦争後アラビア半島方面のある地で日系油田掘削の仕事に携わっていた人と、今朝話した。
当時も、日本人は10名程度。現地人採用者100名程度、傭兵の兵隊300人程度ということで安全を期していたそうだが、襲われたら一番に逃げるのが兵隊だと噂しあっていたという。

天然ガスにしろ石油にしろ、政情不安定な国々に多く産出される。そしてその開発の結果、富の格差が生じ、宗教原理主義が蔓延る。
無資源国日本は、危ういその海外からの天然ガスや石油に100%の暮らしを依存している。
この度犠牲になられた方々のご冥福を祈るとともに、多くの海外で活躍中の方々の安全無事を祈念するばかりだ。

(13.01.25)

 
     

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