洗車してもらう時間にガソリンスタンドでちょっと見たことなので深くは言えないが、テレビで阿部内閣の経済成長戦略第三弾として女性の力を経済成長戦略に活用したいと、育児休暇を3年に伸ばすとか保育所の拡充を図るとかしていた。
現在は1年の育児休暇が普及しているようだ。
この一年に知り合った若いある女性は、出産して、遅くに恵まれた子を母乳で育てていた。と、この4月からフルタイムで元の職場に復帰した。幾つもの保育所に願書をだしたという。幸い近くに入れたと。
「御主人の収入だけではやっていけないの」とのやぼな問いに、「今みんなそうしています。きりつめればやっていけるかな?」
そして、子供を預けたはいいが早速保育所から風邪をもらって、泣くわ鼻が垂れるわで夜も眠ってくれない、たいへんだとのこと。
その子はまだ言葉を話さないのだそうだ。
そして、その若い女性(ママさん)、爽やかで落ちついていて素敵な女性だったのが、急に人が変わったように強気に頑張り声を張り上げるようになった。
母子共々たいへんなんだなと、つくづくこちらが考えさせられてしまった。
女性が社会的に活躍する場があることはいい。
私は女性の社会的活用に関してこの40年近く取り組んできたのだったが、いまだ大して変わっていない。女性はただ働かせられているだけ。重要な意思決定の場に殆ど組み込まれていないのが現状だ。女性自身いまだそれに気付いていない。パートでも働ければいいとしている。
ではさて、小さなまだ年端もいかない子供たちはどうなるのか。
親の手から離されて、知らない皆が風邪引きさんの中に入れられて、疲れ果てたママがかけ足で迎えに行くとしくしくときつく抱きついてくるという。
「お願いだから、あかちゃんには母親としてやさしくしてあげてね」といったら、彼女も「そうですね、一番弱いところにしわ寄せがいっちゃう…」と。
子供のこと、育児のこと、子は宝、家庭、などなどじっくりと何が大切なことなのか考えないといけないな、とても難しいことだがとても大切なこと。お金では代えられないこと。
(13.04.26)
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