何故か何回も日本とブラジルのサッカーの戦いのシーンが思い浮かぶ。 整然と組んだ獣を相手に兎たちがちょこまかしているよう。 獣と称して失礼、兎と称して失礼。が、とりあえず。 厳しい見方だろうが、国際社会の戦いの場はそんなものだろう。それがサッカーという特殊なゲームにもろに顕れてくるだけで、政治、経済も、国際舞台の戦いとなったら、現実問題として日本はひ弱な戦術しかつくれていないのではなかろうかと心配になってくる。
日本人の考える"相手に勝つ"ということは、島国の中の、区別や違いを好まない、同じような人々の集まりの中でしか通用しないものなのではなかろうか。 そして、その範囲内での国力でしかないのではなかろうか。 (06.06.24)
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