悦子の談話室

『日本人へー国家と歴史篇』

     
 

天空では恋の逢瀬が叶ったかな。

日本各地ではゲリラ豪雨が続いている。
自然界の何かの異変だ。

日本の世の中も、まあ次から次へと醜態をさらしている。
参院選、相撲界、郵パック、などなど。
沖縄問題などどこかへすっとんでしまっている。

塩野七生著『日本人へー国家と歴史篇』を一気に読んだ。
彼女の辛口の思想は読んでいてすかっとする。
たしか哲学を専攻し、殆どをローマに住み、イタリアの歴史にメスを入れて学んできたひとだから、日本の現状は異様としか見えないかもしれないな。
マキャベリズムの怖いところも大いに刺激になる。

"自分で自分を守ろうとしない者を誰が助ける気になるか"
冒頭、マキャベリの引用から始める。

沖縄返還当時の「密約」問題に関して、外務大臣から依頼された有識者委員会についても触れていて、考えさせられる。
これから日本はどうなっていくのだろうか。
一スロー人も気掛かりで仕方がない。

(10.07.08)

 
     

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