悦子の談話室

叔父逝く

     
 

私事だが、田舎に住む叔父の訃報が突然に入った。

猛暑続きの今日この頃、お年寄りには酷な日々だなと案じていた。

叔父は亡母の弟。
優しい人で、中国からの引き上げ家族だった我が家はたいへん世話になった。

すでに90歳は超えていた。96歳。
デイサービスにも通っていた。
それなりに元気にやっていると従姉妹らに聞いていた。

奇しくも長男夫婦が、嫁いだ長女(長男の姉)の姑の葬儀に出向いている間、叔母と二人で話しをしている時、突然倒れ込んだそうだ。
大往生だ。
叔母もとても優しいひとだ。

いまはただひたすらこころから冥福を祈りたい。

今夜は隣り町の海で花火大会か。
ドーンドーンと夏の夜空に響き渡る。
東にかかるお月さまはまん丸。
日本の夏の夜空は、永遠の人の命を考えさせてくれる。

(10.08.22)

 
     

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