ここ20年以上使い続けていた電気温水器がダウンしてしまった。
下部に温水が漏れているのに気づき、業者に来てもらって調べて、「修理取り換えするよりよりは買い替えのほうが安くつきます」との事。20年前のもので部品ももうないだろうとメーカー。
そんなこんなしていたら、突然湯が沸かなくなり冷たい水しか出なくなってしまった。突然だ。
湯が出ないのはたいへんに困る。台所、洗濯場、風呂場。このところの冷え込んだ日には特にきつい。選択の余地なく、業者の可能な直近日に電気の「ネオキュート」を取り付けてもらうこととなった。電気もあり、都市ガスもあり、プロパンガス使用もあるそうだが。
その間は、昔とった杵柄。昔を思えば何とかなる。今はあまりにもエネルギーに頼りすぎている。蛇口をひねればお湯が出てくる。ひと昔前、冷たい水を井戸からくみ上げ、火をおこして炊事をしていた、明治生まれの母親の背中を思い浮かべる。手は皸(あかぎれ)が出来、霜焼けで赤く膨れ上がっていた。痛いとも愚痴をこぼさなかった。
まあ、こちらもいろいろと工夫して頑張りましょう、ずーっとということではないのだから。甘いな。お灸をすえられた感じ。
(16.12.18)
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