悦子の談話室

隣家の取り壊し

     
 

我が家の北側に2mくらいで接している家が取り壊されている。

我が家の少し後に建てた家で、年老いたお母さんが一人で住んでいた。前庭いっぱいに一人息子家族が新しい家を建てて住んでいる。

もう80歳半ばくらいかな、そのお母さん。
ずっと以前に脳梗塞かな、倒れて、以来足が弱まり、それでも洗濯物干しや花の世話などに、伝い歩きで家の外まで出てきていた。
「無理しないで、でもできるだけ歩いたほうがいいでしょうね」と声を掛けると、「足が痛くてねー」と辛そうだった。
耳も遠くなっていた。
近頃雨戸が閉まりきりなのが気になっていた。

「近くの介護施設に入っています。この家が寒いというものだから。取り壊して、小さな家に建て直します」との、息子さんの奥さんの話。

さて、その話の翌日から、隣家の解体作業による我が家の震度3程度の揺れと、凄まじい騒音が続いている。10日間くらい掛かりますとの解体業者の挨拶。
そして、次は建築作業が始まるの…。
参るのは、夜風でテントがはためいたり、取り付け金具が外れるのかキンコンカンコン鳴ることである。

お隣同士、何かとお互いさまなのだが、こちらのストレスもかなり溜まってきているようだ。
どこかに非難しないと。

(06.03.20)

 
     

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