9月10日に飯田市で高原忌がもたれた。 故高原富保氏の三回忌、夫人の故高原須美子氏の五回忌に当って、お嬢さんとご夫妻が眠る地元の方々が催された。 冨保氏は毎日新聞出版局長を辞められて以降は、飯田市のお宅にある書庫と茶室で、正に現代最後の人ではなかろうかと思われるような文人の風流な暮らしを楽しんでおられた。 須美子氏は経企庁長官やフィンランド大使、日本体育協会会長、セ・リーグ会長などを歴任されていても、その合い間によく飯田市に帰られていた。 お二方の飯田市や近隣の地方に与えた文化的影響は大きく、皆さんの思い出話を伺っていて、その偉大さに、改めて感動した。 私は30年に渡って特に須美子先生には親しくさせて頂き、仕事面、遊び面、その他全ての面でお教えを頂き、お宅にもよく伺っていて、冨保先生もよく存じ上げていたので、 こうした場でも、両先生が直ぐそこで楽しくお酒を飲みながらご歓談しているように思えて、懐かしく偲ばれて仕方なかった。 (合掌) (05.09.11) |
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