わたしもチャーターメンバーの一人である「フォーラム・エネルギーを考える(ETT)」の定例会議で、今後のエネルギー問題を考える機会に恵まれた。
日本は言わずと知れたエネルギー無資源国。必然、省エネルギー、新エネルギー開発、原子力依存など、エネルギーの安全確保のためにさまざまな策がとられている。 わたしは昨年まで27年間、電力会社に録を食んでいたので、エネルギー問題は専門的に長年取り組んできた。 ここにきて退職し、自由な観点から海外旅行をしたりしてつくづくと感じていることは、 日本はエネルギーが飽和状態ではないかということ。 停電はなし、ひねれば水もお湯も使い放題。エアコンは各部屋について、家事は全て家電任せ。 温水洗浄便座ときたら、その普及率はすでに6割りは超えているであろう。温水洗浄便座なるものは、日本にしかない商品である。海外のどんな立派なホテルに泊まっても、そんなものはついていない。 有り難いことに、日本は十二分にエネルギーの恩恵を受けている。 このエルネギー開発の技術は、今後は広く国際社会にお返ししていってはどうだろうか。 資源を獲得してくるだけでなく、国内だけのエネルギー供給を考えるのではなく、エネルギー開発、そして使用技術で国際貢献していく段階にあると考える。 海外には、安心して飲める水すらないところが多い。日本は、安心して飲める水をトイレで流しているのである。 (2005.01.25) |
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