おしゃべり・トーク

千葉のスローフード

         
   

渋柿

 わが家の柿の古木に、今年はたくさん実がなった。

 植木屋さん曰く、「今年はどこでも鈴生り」。柿の当たり年か。

 うちのは渋柿である。

 三分の一くらいとったところで、力尽きた。といっても、姉がもっぱらもいで、わたしは拾うだけだったが。

 長い竹棹の先に切れ目をいれて小枝を差しこんで結わえて固定し、その竹の裂け目に柿のなっている枝を差し加えてひねり、枝ごととるのである。

 それでも、100個近くとれたのではないかしら。

 近所に10個づつ分けたり、姉にも50個くらい持っていってもらった。

 そして残ったのが、こんなにある。

 

 渋柿だが、渋抜きをすれば甘くなる。

 日本酒か焼酎をヘタにぴたぴたと付けて、ビニール袋に密閉しておけば、数日で渋が抜けて甘い柿となる。

 この写真は日本酒を付けたもの。

 以前、お湯を付けて同じように袋に密閉しても数日で渋は抜けた。

しかし、こんなに大量に、どうしよう。

 もう一つの手は、皮を剥いて干し柿にすることである。

 まだ木にはたくさん成っている!

 

(2004.10.18)

   
         
 

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