悦子の談話室

お猿の会

     
 

1999年9月に、中国は昆明と西安を旅した10名程のグループの同窓会名称である。

何故、お猿なのか。

昆明で開かれていた世界花博の審査委員がグループ共通の知人なので、その花博を見にいった。マスコット・キャラクターが孫悟空のようなお猿さんで、みんなで可愛いそのバッヂを買い、胸に付けていたからである。

このバッヂを付けて、7名で久々の同窓会を開いた。

メンバーの一人は有名なエコノミスト。相変わらずお話が軽妙で明快でユーモアに富んでいて、ほんとに周りを楽しくそして知識豊かにしてくれる。

中国によく講演に出かけられていて、折りしも現在中国の経済、社会の変化に関する貴重な話が伺えた。

中国の教科書には、日本に関して、日本軍の残虐な仕打ちや『伊豆の踊り子』などしか載っていないのだそうだ。

もう一人は高名な政治家のお孫さん。孫の身内の目でいろいろな記憶があるはずなので、孫の目からみた「おじいさん○○像」を執筆して残すべきだとみんなで改めて勧めたのだが、ご本人は極めて控えめな人で、とんでもないの一点張り。

その他、防衛庁高官だった人、高名な医師でいつも月餅をお土産に用意してくれる人など、会話はたいへんおもしろく、公開すれば立派なシンポジウムであるが、そこはプライベートな集まり、素晴らしいサロンであった。

(05.04.29)

 
     

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