催しいろいろ
平成28年3月18日(金) 10:00〜12:10 第91回放送記念日記念式典がNHKホールでもたれた。
きたる3月22日が91回目の放送記念日である。
1925年3月、NHKの前身である(社)東京放送局がラジオ放送を開始してから91回目の記念日を迎える。
ラジオから主流がテレビに変わり、今やテレビ離れも云々される。アナログからデジタルに変わり、4K・8Kの試験放送が開始される世の中になり、その変容はすさまじいものがある。
恒例の放送文化賞が授与された。
授与式での返礼の挨拶で興味深かったのが、30年以上にわたってNHK交響楽団の指揮をしたヘルベルト・ブロムシュテットさんの言葉。彼は来られず孫が代読したのだが、"時代も技術もどんどん変わっていく中で、私は古い物をやっている。ヨーロッパでもアメリカでももうクラシック音楽を放送しているところは殆ど無い。それなのにNHKは週一回は必ずクラシックのオーケストラ演奏をテレビで全国に放映する。これは大変なことで、私の方からNHKを表彰したい"と言った旨。そういう時代なのかと、考えさせられた。
そして、由紀さおりさんは、3歳の時からNHKラジオの歌の仕事をしてきて、これからも日本語を大切にして歌っていきたいとせつせつと話していた。
NHK交響楽団の記念演奏もよかった。尾高忠明さん指揮で、チャイコフスキー作曲「ロメオとジュリエット」
私は数年前にNHK経営委員を常勤で務めたことから毎年案内がくるので、都合のつく限り出席して、日々刻々変わっていく放送の世界の動きを肌で感じて学びとるように努めている。
懇親会では懐かしい方々とお会いし話が出来た。多くの人は別の会社の取締役などで職場も変わったようで、ますます活躍の場がひろまっているようだな。
(16.03.18)
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