おしゃべり・トーク

稲丘まつり文化祭

         
   

催しいろいろ

「稲丘まつり文化祭」、わが町内会の年に一度のお祭りである。
11月8日、盛大に催された。雨降りだったが、自治会館の前の通りも交通止めにして、大いに老いも若きも楽しんだ。
事前の準備も万端。皆それぞれの持ち場で精一杯頑張る。それぞれの持っている力を遺憾なく発揮し、地域の底力を見せつけた。
会館の2階は展示場。前々日から皆から寄せられた見事な作品を展示にかかる。木彫り、和紙ちぎり絵、編み物、そして折り紙などなど。それぞれものの見事な細工で感歎の声しきり。
会館での子供たちの書道教室から習字の作品出展29枚。見事な書である。
そして今年の特別企画「我が街を知っておこう」写真展。昭和30年代やそれ以前の秘蔵写真を募集したところ多く集まり、例えば同一地点から現在の姿を写真で収め新旧比較させての展示。どちらの町もそうであろうが、町の面影はどんどん変わっているので、戦後70年が言われている現在、昔の面影を直に記録に留められるのは今の内。もったいなくも散逸してしまう寸前だ。これも大好評だった。
一日二日の展示では勿体ないので、写真展の縮小版として「小冊子」を作成し、これを町内会全戸に配布した。稲丘という町名はいつからか、とか、自治会は何時からか、とか、稲丘小学校の歴史は、とか、近隣にはかつて別荘文化を誇った稲毛浅間さまを囲む歴史があるのでそれを紹介するとか。島崎藤村ら多くの文豪が避暑で滞在した今はないが「海気館」愛新覚羅溥傑仮寓旧~谷伝兵衛別荘は知っていたが、ジョルジュ・ビゴーがアトリエを数年間営んでいたとは大発見であった。
そして、前日皆で餅搗き大会。明日の来客に配る紅白餅を300パックかな、作った。毎年、実家が市原の大農家の会員が40kgの餅米、野菜などなどを手配してくれる。ペッタンペッタンの音もかけ声も、何故か終盤に近づくにつれ、大声となり、元気を振り絞っている。そして、搗きたての餅米100%のおいしいお餅を、大根の辛み餅やお汁粉、けんちん汁、海苔餅、あんころ餅などとしてみんなで頂いた。
当日は雨降りだったにもかかわらず、大勢の町民が来館。隣の町からも来ていたな。
模擬店では、焼きそば、豚汁、フランクフルト、件の野菜、漬け物などなど販売。子供のゲーム。それぞれ長蛇の列ができていた。
ステージでは、カラオケ大会、太極拳、子供のかわいいフラダンス&マジックショウ。
大盛会の内に祭りも終了した。
こうした地域のお祭りは積極的に参加した者の勝ち、美味しいものが頂けたり、知らなかった隣人の素晴らしい一面を発見したり、新しく友人が増えたりと。
来年も楽しみだな。

(15.11.10)

   
         
 

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