男も女もないのか
またまた現役大臣が、お粗末な本音をぽろりと出した。女の子同士の殺人事件という深刻な痛ましい報道に接しての発言だ。「女が元気になったということ。男も女ももうないということか」と。
子供たちが情報社会に踊らされて、現実の社会に足場がないという恐るべき状況が全くわかっていないのだ。今の子供たちは本当にかわいそう。こういう社会を造ってしまったのはわれわれ大人なのだ。われわれの責任なのだ。
男、女の問題は、この大臣に代表される多くの人が、女性に関する認識はこんなものであろうか。余程かれらの周りの女性たち(母親、姉妹、妻、女の同僚、女友達など)が、つまらない、魅力のない、力ない、女たちなのであろう。だとすると、これは女性自身の問題なのかも知れない。
海外の小説、テレビ・ドラマを観ていると、魅力的でいきいきとした中高年女性が主人公のものがたくさんある。日本のものは、若い女性、軽い女性、年取っていても若いぶっている変なものが多い。女とはこうしたものとの捉え方が偏って定着している。
子供を育てる過程において、男と女の人間としての正しい認識が基本となっていく。
あなたはどう考えますか。
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